YUKI.N>これをあなたが読んでいる時、わたしはわたしではないだろう。






YUKI.N>……見えていない模様。一旦接続をシャットダウンする。





YUKI.N>これをあなたが読んでいる時、わたしはわたしではないだろう。






YUKI.N>……見えていない模様。一旦接続をシャットダウンする。







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 もしかして長門は憂鬱の時も消失の時もキョンが見えるようになるまでずっとこれを繰り返していたんじゃないかとありえないことを一瞬考えてしまったbukyoです

 せっかくなんでこのまま消失モードですすめていきます
 公式サイトの消失、長門のページ等についてはあえてコメントしません。もうみんなも分かってることでしょうしね。とりあえずこれだけは言っておきます。これは2期期待してもいいってことですね?
 あと、WONSさんや長門スレまとめwikiも消失してました。長門スキーは消失したがるものです。俺も長門スキーですから分かりますよ、その気持ち

 ついでに長門の日々最終話で消失長門が出てくるシーンをちょこっと引っ張ってきました


着いた。長門は……もちろんいた。俺の仮説は合っていたのだ。心の底から歓喜の憂いに酔いしれる。長門だ、長門に会える!長門は公園の真ん中でボーッと突っ立っている。何をしているんだ?などの疑問は真っ先に跳ね除け俺は呼ぶ。大声で。
長門ーっ!」
“眼鏡”をかけた少女が、そこにいた。
「だ……れ?」
こちらを振り向く動作はまるで生まれたての小鹿だ。ビクリ、と俺の声に驚き、とても弱々しく体をこっちに向ける。
そんな……嘘だろ……?俺は早足で近づく。長門は……俺の顔を見ながら怯えた様子で後ずさる。まさか……待ってくれ……。俺はそんなことを呟きながら長門との距離を縮める。長門が後ろにしりもちをつくようにこける。
それを見た俺は「あぁ、こいつはあの長門じゃないんだな」と実感した。へたり込んでいる長門の肩を掴む。

「お前……長門有希だよな……?」
「……」
黙ってうなづく……赤面しながら。……いやな、これはこれでいいのだが……。ともかく、こいつは俺の知ってる長門じゃない。
「じゃあ長門。お前、記憶はあるか?」
「ある……」
「じゃあ、昨日までの経路を話してみてくれ」
「……待って……」
「なんだ?」
「今は……何時?」
長門は何もかも……俺のことまで忘れてしまったのか?だが体だけは覚えてるかも……だから無理矢理(以下略だ)……なんてエロい考えはしないが、俺への記憶の断片くらいは残っていないのだろうか。
いや、きっと残っているはずだ。……とりあえず目の前の長門に返事をしよう。なんだか困ってるみたいだ。
「ん、あぁ、5時半、だ」
「……ありがとう」
「あ、あぁ……」
それにしてもなんだ?この長門から発される内気な女の子オーラは!?危うくもうこれでいいんじゃないか、と思ってしまったじゃないか。いかんいかん。
「……で、昨日までの記憶を教えてくれないか?」
「……うん」
くそぅ、なんてヤツだ。こんな素直な返事を返す長門なんて見たことないぞ。

「でも……その前に」
「……なんだ?」
「……離して」
「あ、あぁ」

俺はいつの間にやら長門を押し倒していた。こんなんじゃ変態扱いだ。初見なのになんてことしちまうんだ、俺は。気を取り直して近くのベンチに並んで座る。
「……話す」
「頼む」

……結論からいくと。
こいつは1年の冬に長門が暴走して改変させた世界の長門の記憶を持っていた。
なんかややこしいな………言い換えると、だな。あの世界で俺がエンターキーを押した後の長門らしい。どうやらあの世界とこの世界は並行的に存在していたようだ。
この長門から聞いた事によると、俺がこの世界の日常を求めてエンターキーを押したと同時に俺は消えてしまったらしい。他の人達(たぶんハルヒと古泉と朝比奈さんだろうな)はそのままで。みんなは何が起こったのかも分からないまま各々に帰っていき、俺だけが消えた。

っていうことは、お前は俺のことを知ってるじゃないか!
「……」
コクリ、とうなづいた。
……そろそろその赤くなった頬を元の白い肌の色に戻しても良いんじゃないか?

んで、俺がエンターキーを押した後の話だが、長門はその後も一人で文芸部として活動を続けていたらしい。そして3年生の冬。勉強したり本を読んだり創作活動をしたりとのんび〜り過ごしていた頃。気がついたらここに居たらしい。本来の長門に戻った、ってこういうことか。
でも俺からしてみればこちらの長門ではなくあっちの長門の方が本来の長門だ。

「わたしはあなたに会いたかった……」
「は?」
ぽかんと大口を開けて放心状態の俺。
「ぁ……違う。そういうものではない」
俺はその言葉にハッとした。じゃあ何なんだ?
「消えてしまったから不思議に思っていた……それだけ」
未だに頬を赤くしたままだ……。というか、だな。そんな状態で俯かれるとその言葉が嘘に聞こえるのだが。
「……そうか」
「……そう」
「本当にか?」
「ほんとうに……」
「本当にそれだけか?」
「……」
コクンとうなづく長門。こりゃ、どうだか。

俺は心の中で長門を疑いながらもその顔を見る。すると、みるみる赤くなっていくではないか。リンゴみたいな頬っぺたがよく熟していてうまそうだ。あ、いやこれはこの頬っぺたがリンゴだったら、の話だがな。もちろん、別にこの長門を食べたい(性的な意味で)とかそういうのじゃないぞ?
「なぁ長門
「……」
「いつかと同じ質問なんだが、答えてくれるか?」
「……」
無言でこくりと首を縦に振る。
「お前は……宇宙人じゃないのか?」
俺の問いかけに一瞬ピクリとしたが、長門はすぐに答える。
「ちがう」
俺は予想通りの返答だったので驚かなかった。
「やっぱりか」
「……」
しばらく続く沈黙。潔く流れている時間が俺の昂ぶりを落ち着かせてゆく。俺の隣に座っている少女が口を開く。
「来る?」
「……どこに?」
「わたしの家」
そういえば以前にもこんな会話を交わした気がするな。
「あなたの話も聞きたい」
それに、と一息入れ、長門は続ける。
「ここは寒い」


――――――
 まぁそのうち出来上がったらアップしますよ
 

 んじゃあ気になったワード
長門有希の憂鬱」   あー、どっかのスレで見たワード。ごめん、違うんだ、ここのは。
消失長門」      やっぱやっちゃいますね、検索。時期的に。
涼宮ハルヒ ギター 狐の面」 KURIKINTON FOXさんのことかー!
 そういえば異様にはてなワードのkanonで来る人が多いですがなんででしょうかね

 おわり